盗聴器の問題は身近になってきている
盗聴器を販売している店は、非常に多くあります。なぜなら盗聴行為そのものが違法ではならないからです。
盗聴は取り締まりが難しいから、という背景があるようですが、私個人としては盗聴器自体の販売規制をすればある程度抑止力になるのでは、と考えています。
しかし、盗聴器が販売されている限り、盗聴をされる不安感・心配はなくなりません。近頃はインターネット通販でも気軽に購入ができるようになったため、不安の種は尽きません。
盗聴といえば、ストーカーや嫌がらせ目的、変態的な嗜好を持つ犯人像を思い浮かべるかもしれません。屈強な男性は、盗聴被害に対してどこか他人事のように思っているでしょう。
しかし最近は、盗聴の目的や仕掛ける犯人像も、変化してきているようです。
無差別に攻撃するために
まったくの愉快犯的な行動で、盗聴をする人もいます。
ターゲットは誰でも構いません。電車で隣に座った人、などと言うときもあるでしょう。
後を尾行して、居住を突き止めて盗聴器を外から仕掛け、留守の際に盗みを働くこともあるそうです。
空き部屋に忍び込み、盗聴器を仕掛けておく。そこに入居した人を盗聴し、個人情報をブログやSNSで書き込んでせせら笑う、ということもあるようです。
家族を調べるために
家族を盗聴する、なんて考えられますか?
例えば、
- 自分の子供が親の留守中に何しているのかを知りたいという目的の親
- 子供や夫が独立したり単身赴任を始めたりしたので、きちんとした生活を送っているのか把握したいという目的の母親や妻
- 夫や妻が浮気しているのかを知りたいという配偶者
このように、一番身近に居る家族が盗聴をしていると思うと、誰を信頼すればいいのか分かりません。
家族を盗聴する理由は様々なようですが、家の中が一番安心できる、というわけではない世の中になってきています。
家族なら盗聴器を仕掛ける機会などいくらでもありますし、自室に無断で入られないように目を光らせる必要があるかもしれません。一番信頼すべき家族が自分を裏切るような真似をしていると思うと怖いものですが、そうならないよう祈るばかりです。
盗聴被害は他人事ではありません
盗聴による被害は、年々身近になってきています。
ひとり暮らしではなくても、恨まれる覚えなどなくても、男性でも女性でも、美醜なども関係なく盗聴被害に遭うかもしれないのです。
盗聴器の被害に遭わないように、部屋の中でなにか気になることがあれば、盗聴器がないか調べてみましょう。